『グローバル化で加速するバイリンガル教育の”落とし穴”』という記事を読んで考えた。

最近、小学校からの英語が必須になって、幼稚園くらいから英語教室に通っている子も周りで多いし、うちもあわよくばバイリンガルにならないかなと考えてる私たちに取っては耳の痛い記事を読んだ。『ハーフが美人なんて妄想ですから! ! – 困った「純ジャパ」との闘いの日々』という本の紹介をしている記事だから、本自体を読まないと詳しいことは分からないけど、この著者の方のことは以前から知っていた。何かのサイトで日本の社会の中で生きるハーフを面白く紹介していたのを読んだ事があった。だからこの本については多分そんなに重いことが書かれている訳ではないのだろうと思う。だから、この記事だけを読んだ感想を書いていく。

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この記事では、バイリンガルにするには親が相当熱心で、「親に必要なのは、財力・体力・時間・根気」と断言されていて、それがないと中途半端なバイリンガルモドキになりかねないと。まぁその通りなんだと思う。語学を学ぶのは時間も根気も必要だ。日常会話程度ならその二つがあれば財力は関係ないかもしれないけど、それ以上のものを目指そうとすると、やはり財力は必ず必要となってくる。それは英語だけには限らないと思う。ピアノを習ったとして、趣味程度であればそんなにお金は掛からないが、アメリカやヨーロッパでもプロとして活躍している知り合いの話では、子供の頃からピアノのレッスン料が一時間3万とかいうレベルだったらしい。プロになるにはお金が掛かるんだなぁと驚いた。何でもそうだけど、その道を極めようと思えばお金は必要になってくるのは分かる。

私の周りにもアメリカの友達にはバイリンガルは多い。ニューヨークという土地柄なのかは知らないけど、やはり親が移民で自分の世代からアメリカ人になったという子が多かった。そういった移民の第一世代とは、言葉のギャップがあったとしても仲良くなれた。なぜなら相手が英語が下手な相手に対しても寛容だからだ。自分が英語が話せなかった子供時代があるか、親が英語が話せなくて苦労したなどの経験をしている分、多少言葉が通じなくても我慢強く付き合ってくれた。そういった友達は大抵バイリンガルで、親と話す時は英語以外の言葉を話していた。多分、家族とのコミュニケーションは英語以外を使って、家族以外はすべて英語というような感じだろう。親の都合で何カ国かで生活したために、3カ国語を話せる友達もいたけど、さすがに母国語が何だか分からなくて落ち着かないと言っていた。けどアメリカで言うバイリンガルは日本とは違い、当たり前のように存在している。

また、仲良くしていた友達で生粋のアメリカ人みたいな友達もいた。周りの友達は全員白人で英語しか話さないというような感じだ。この辺になると、英語が下手だと面倒だから付き合ってくれないというパターンが多い気がする。実際に、そういう事を言っていたのを何度か聞いた事がある。私と仲良くしてくれたのは、その友達が日本好きだったからという理由だったからなんだけど、ニューヨーカーはあまり英語が下手な人に対して寛容ではない雰囲気があった。

で、この二つの対局なグループと同じくらい仲良くしていたわけだけど、どちらが専門的な職業に就いたかというと、どちらも変わらない。本人の努力次第といった所だろう。強いて言えば、子供の頃から英語を勉強しているかどうかということすら関係ない。だって留学生の友達も必死に頑張って現地で医者になったし、現地の一流企業に就職していった人もたくさんいる。現地の白人グループはどうかといえば、勿論医者になった友達もいるけど、フリーターみたいに定職についていない友達もいる。勿論、弁護士や医者といった専門職につくには他の言語を習得する労力を使う余裕はないのは分かる気がする。でも、こういった職業っていうのは一般人の私からしてみたら、その職種自体が特殊だ。日本で身近にいる友達の何人が医者や弁護士のような専門職についてるかと言ったら、本当に数人いるかいないかくらいだ。

うちの場合、インターナショナルスクールに通わせる余裕もないし、そこまで英語ばかりを習得させたいと思ってはいない。けど、ある程度コミュニケーションを取れるくらい分かるようになれば良いかなと思っている。そこからは、必要に迫られれば大人になってからでも遅くないのだ。ただ、これからの時代に日本だけに目を向けるよりは広い世界に目を向けた方が良いと思っているのと、子供の頃からの習慣として英語を使ったコミュニケーションができれば、言葉以外の何かも同時に得られるのではないかなと思ったりもする。まだ本人の意思がわからない今は、親の想いだけで英語を教えてしまっているけど、いずれ本人の意思が出てきたら、本人の意思も尊重してあげようと思う。それまではあまりに中途半端なバイリンガルにならないように、しっかりとした日本語も教えていきたいなと思った。

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